2006 サマースクール

本年度は吸着をテーマに行います。

主旨

土壌や水環境、さらにはそこにおける生命現象とコロイド界面科学は密接に関係していま す。しかし、それぞれの関連する課題を扱う研究者や大学院生は異なる部門や組織、団体、 学協会に所属するばかりにフランクな議論や意見交換をする機会があまり多くありません。そ こで、関連する課題に興味を持つ大学院生や若手研究者が集まり交流する場を作る一つの 試みとして、サマースクールを企画しました。学術的な基礎事項を中心にすえ、工学的実務や 生態系における応用との関連まで含め、学問的基盤のありかたや展開の方向、物理化学的 方法論などを様々な立場から議論するきっかけが作れればと考えています。

プログラム

サマースクール 「土・水・生命環境とコロイド界面現象06」プログラム
9月1日(金)-筑波大学大学会館特別会議室-

 12:50  はじめに 筑波大学 生命環境科学研究科  足立泰久             座長
 
 13:00  筑波大学におけるコロイド界面科学-その歴史と研究成果-
               筑波大学 産学リエゾン共同研究センター  古澤邦夫     足立泰久
 
    休憩
 
 14:20  球状粒子を用いたコロイド安定性の解析
               岩手大学 農学部  小林幹佳      斎藤拓巳

 15:40  土壌コロイド粒子の精製と分析手法で悩むこと
                   筑波大学 環境科学研究科院生  渡久地真希     日下靖之

 16:10  ポスターセッション

 17:20  鉱物-水界面におけるウラニルの吸着に及ぼすオルトケイ酸の影響
            東京大学 工学系研究科
                     ○石田圭輔,斉藤拓巳,長崎晋也,田中知      小林幹佳

17:50  総合討論

 18:20  終了

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9月2日(土)-筑波大学総合研究棟A棟110公開講義室-

 09:00  カチオン性界面活性剤のアニオン性高分子・腐植物質への結合について
                         岡山大学 環境理工学部  石黒宗秀     小林政広

 10:00  土壌における重金属の粒径別賦存量と各画分の化学的特性
        筑波大学 生命環境科学研究科
           ○稲田麻希,加藤貴久,牧野知之,足立泰久,前島勇治,大谷卓   石田圭輔

 10:15  休憩

 10:30  国際会議報告
       ・Gordon Conference 多孔質体中の輸送と流れ(筑波大学 システム情報工学研究科 羽田野祐子)
       ・ELKIN2006(筑波大学 生命環境科学研究科院生 日下靖之)
       ・IAP2006(筑波大学 生命環境科学研究科 助教授 足立泰久)

 11:10  総合討論

 11:30  閉会

引き続き,9月2日午後~9月3日午前中にかけ地下水環境水文学に関する研究集会
(筑波大学システム情報工学研究科 羽田野祐子担当)を実施します。
詳細はこちらでご確認ください.

協賛

筑波微粒子界面環境研究会

筑波化学技術懇話会